一卵性双生児の絆とは~ギリシャ神話~双子座♊の物語

真冬の雲一つない夜空。

冬の大三角の上方、少し東寄りに天界の双子の星がキラキラと輝いています。(すみません、画像はイメージです。念のため!)
天空の星空

星の名はカストルとポルックス。ギリシャ神話に登場する双子の名前です。

ギリシャ神話~双子座♊の物語

絶世の美女であったスパルタ王妃レダ。

ある時、レダのもとへ鷲に追われた白鳥が逃げ込みます。哀れに思い、また美しい白鳥に魅せられもしたレダは白鳥を手元に引き寄せ、抱きしめます。

実はこの白鳥はレダの輝く美しさに惹かれた天界の王ゼウスが化身したものでした。

レダは身ごもり、やがて2つの卵を産み落とします。卵から産まれたのは男の子と女の子それぞれ2組の双子でした。

この男の子の双子の方がカストルとポルックスです。それぞれ立派な若者に成長しますが、ある時、兄のカストルが矢を身体に受けて死んでしまいます。

兄弟の絆

深い悲しみに沈んだポルックスは兄に会いたい一心で、「自分も殺して欲しい!」とゼウスに頼みます。

弟のポルックスだけがゼウスの不死身を受け継いでいたのです。

兄弟の強い絆に打たれたゼウスは願いを聞き入れ2人に永遠の生命を与え、永久に別れることのないように天空に並んで座らせました―。

双子、とりわけ一卵性双生児は強い、そして不思議な絆で結ばれています。

それを裏付けるような逸話には事欠きません。

双子の脳波のパターンは瓜二つ

目を合わせるだけで自分の感情や考えている事を相手に伝える事ができる、という一卵性双生児は珍しくないようです。

学校で作文に取り組んでいた双子がほぼ同じようなテーマを選び、その話が同じように展開し、使った単語も語句も構成もほとんど同じに書き上げたケース。

片方の兄弟の危機を遠く離れたところで察知し、それが後で事実だと確認されたケース。

一卵性双生児の脳波を調べる実験を行った研究者によると、彼らの脳波のパターンは瓜二つと言えるほどそっくりで、睡眠サイクルさえ一致していました。

目覚ましい例では見る夢の長さも、回数も、また、夢と夢の間隔の時間もほとんど同じというケースもみられました。

成長という魔術

私たちの生命はたった一つの受精細胞から始まります。そして目には見えませんが、そこにはDNAといわれる夥しい量の遺伝情報が詰め込まれています。

髪質、目鼻立ち。皮膚の色から筋肉、骨格まで遺伝子という設計図を基にして一つ一つの特徴が決められていくのです。

最初の細胞は、受精後24時間もしないうちに自分とそっくりの細胞を作り始めます。

成長という魔術の始まりです。

最初は1人の人間だった

1個だった細胞が2個になり、2個が4個、8個、16個・・・・・という具合に増えていき小さな細胞群の塊になり、胚になって、やがて人間になります。

ところが、1000/3くらいの割合で、この最初の細胞群が真っ二つに分かれて2つのグループになることがあります。

2つの細胞群がそれぞれ分裂を繰り返して成長すると、1個の受精卵から2人の人間が生まれてくることになります。これが一卵性双生児です。

つまり一卵性双生児は生命の営みが始まってから最初の48時間から72時間くらいまで1人の人間だった、ということです。

これが、別々の人間として生まれた後もお互いに何かの影響を与え合っている原因の一つかも知れません。

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