デング熱とデング出血熱の違い 

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ヒトスジシマカの活動時期は10月下旬まで

国内でのデングウィルスを媒介するのはヒトスジシマカですが、活動期は5~10月までで、成虫は10月の下旬には死滅すると考えられています。

今のところ、日本でデング熱が流行したのは局所的にある条件が揃った環境に限られています。

海外からの渡航者が多く訪れ、更に多くの近隣住民や訪問者が訪れ、かつヒトスジシマカが大量に発生する場所です。2014年夏に東京で発生したデング熱騒ぎでは、それがたまたま代々木公園でしたが、そのような条件を満たす場所は全国各地にある筈です。

各自治体では、デング熱のウィルスを持った蚊が確認された場合、薬剤を散布するなどして対応していますが、どれだけの効果があるのかは疑問です。

かつて、マラリア対策として大量に散布されたDDT殺虫剤のように薬品に耐性を持つ蚊を生み出す危険も孕んでいます。

蚊

デング熱とデング出血熱の違い

デング熱とデング出血熱はやや違います。

デング熱は一過性の熱性疾患で2~7日の潜伏期を経て突然発症します。頭痛、関節痛、筋肉痛が主症状です。

一方のデング出血熱とはデング熱の重症型で、症状としては腹水や胸水が溜まる、循環障害による肝臓の腫れ、出血時に血を止める働きの血小板の数が著しく減少することによる全身の出血傾向(鼻血、吐血、血尿、下血)などが見られるほか、重症化すると血圧の低下で意識混濁などのショック症状に陥ります。
デング熱とはまったく異なった経過を辿るデング出血熱。

早急な処置(血小板の輸血など)と集中治療が必要です。

そして怖ろしいのは、デング出血熱発症の危険性は初回の感染より2回目以降の感染に多い、という事実です。

これを、裏付けるように、感染症学の権威で、東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏は、デング熱の重症化のリスクについて

「デングウイルスは4つのタイプがあり、1つのタイプに感染しただけなら、確かに重症化はまれです。

しかし、さらに別のタイプのウイルスに感染すると、『デング出血熱』という重症型を高い確率で起こしやすいのです。

その致死率は40~50%に上ることもある。いまアフリカで流行しているエボラ出血熱の致死率に匹敵します」

と警鐘を鳴らしています。

これが事実であれば、今年のデング熱の流行が収束しても、もし仮に来年以降も同じようにデングウィルス感染が拡大する事態になれば、病態が重症化するリスクが増えることになります。

近年では、旅行や貿易などのグローバル化に加え、気候変動などの環境問題が、感染症の伝播に大きな影響を及ぼしています。

しかも、デングウィルスの宿主は人とは限らずコウモリや犬や猫の場合もありえます。

これらの動物は感染しても発症はしないかもしれませんが、感染の仲立ちをする可能性は否定できません。

自分で出来る対策を考える

注意したいのは、自己判断で市販の解熱剤であるロキソニンやアスピリンを服用すると、デング熱のウィルスで血小板の数が低下している中、さらに血小板の機能が低下し症状を悪化させる恐れがあります。

人間は蚊を根絶するために産業科学を駆使して挑んできましたが、現在に至るまで成功していませんし、今後も難しいと思います。蚊は地球上でもっとも強力に進化した種の一つなのです。

遺伝子操作をはじめとした高コストな科学的手法が模索される一方で、近年は低コストで簡単な手法も見直されるようになってきています。

その良い例が蚊帳です。

麻などの自然素材を生かしたものや、通気に工夫がなされたもの、人間には比較的安全性が高いとされるピレスロイド殺虫剤を糸に練りこんだものなど様々なタイプが販売されています。

虫除けスプレーを作ってみる

多くの蚊除けグッズやスプレーには化学薬品のディート(DEET)という成分が使用されていますが、これは神経系統への損傷が確認されていますから多用はお勧めできません。

自分でもアロマオイルなどを使って簡単に虫除けスプレーを作れますからチャレンジしてみて下さい。

ペットボトルの水(水道水でもOK)50㎖にエタノール5㎖を加えたものに虫よけ効果のあるアロマオイル、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウム、ラベンダーなどを混ぜ合わせれば出来上がりです。

シトロネラやレモングラスの効果は有名ですが、オイルの配合に決まりはありません。自分の好みで、どのオイルをどのくらい混ぜると一番効果的で、良い調合になるかを楽しんでください。

ただ、オイルの濃度があまり濃いと皮膚への刺激も強くなりますので、55㎖に対して5~6滴が目安です。

また、蚊が発生しそうな場所や網戸に散布するのならば木酢液もおすすめです。200倍程度に薄めて気になる場所にスプレーしてください。

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