糖尿病の合併症 中高年だけじゃない1型糖尿病や妊娠糖尿病とは

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増え続ける糖尿病

日本の糖尿病患者は年々増加の一途をたどっています。

厚生労働省が発表した2002年の糖尿病実態調査で「糖尿病が強く疑われる人」の数は約740万人、「糖尿病の可能性が否定できない人との合計」は1620万人でした。

ところが5年後の2007年、同じ調査結果でそれぞれ890万人、2210万人と30%以上の伸び率です。

糖尿病
国内における高齢者人口が増加していくことは周知のことですが、2015年には総人口に対して4人に1人を65歳以上の高齢者が占めることが予想されています。

加齢に伴い糖尿病の患者数も増加する傾向にあることを加味すると先の数字を上回る患者数になっていくことは、ほぼ確実のように思われます。

糖尿病は一生付き合っていかなければいけない病気の一つですが、早期に食事療法や適切な運動などの措置を開始することで進行を食い止め、更に措置を継続することで血糖値が正常に戻ることも十分期待できます。

糖尿病の初期では、ほとんど自覚症状がないため見落とされがちであることも、患者数の増加の一因です。

定期的に健康診断を受け、血糖値の上昇に気をつけることが大切です。

自覚症状として口が渇く、頻尿、体重の減少などが現れてきたときには、もうすでに病状は進行しており、高血糖が長期間続いているものとみられます。

1型糖尿病 妊婦糖尿病

ひとくちに糖尿病といっても様々なパターン(これは糖尿病に限らずすべての疾病に言えることです)がありますが、おおきく三つのタイプがあり、ウィルス感染などが原因で血糖を抑制する唯一のホルモン、インスリンの分泌が少ない、またはまったくないために起きる糖尿病、これを1型糖尿病と呼びます。

10代や若い世代にも見られます。
2型とは生活習慣病としての糖尿病で大半はこちらです。

こちらもインスリンの分泌が正常になされません。主に中高年に多いタイプでしたが、最近は低年齢化が心配されています。

他にも妊婦さんの8人に1人がかかるといわれる妊娠糖尿病は、妊娠中、胎盤から糖の代謝を悪くするホルモンが分泌され、血糖値があがりやすくなる影響でひきおこされます。

これは母の愛を象徴するような機能で、赤ちゃんにより多くの栄養分が行くための体内調節なのですが、もともと栄養過多の現代人には裏目に出てしまうこともあるようです。

そして、赤ちゃんに栄養が行き過ぎることは難産の原因になったり、羊水が増えすぎることで切迫流産の可能性もあることから注意が必要です。

糖尿病合併症

糖尿病で怖いのは合併症です。三大合併症と呼ばれるものがありますが、いずれも糖尿病による高血糖状態が続くことにより毛細血管が詰まる、もろくなるや動脈硬化によってひきおこされます。

(糖尿病性神経障害)・・・・糖尿病による高血糖によって神経細胞に代謝異常が起こり、毛細血管の血行不良で栄養や酸素がいきわたらず、立ちくらみ、足がつるなどの神経障害、便秘・排尿障害、ひどくなると足の感覚が低下し足壊疽を起こす危険があります。

(糖尿病性網膜症)・・・・・高血糖の影響で毛細血管に障害が起こりひどい場合は失明します。末期になるまで自覚症状もあまりありません。

(糖尿病性腎症)・・・・・・腎臓にある糸球体と呼ばれる毛細血管で出来たろ過装置が高血糖状態が続くことで動脈硬化を起こし、機能不全に陥り、最悪のケースでは人工透析になることもあります。

知り合いの看護師さんがしみじみ言っていましたが、どんな病も気の毒に変わりないけど、自分が罹りたくない病気の一つが間違いなく糖尿病だそうです。

国庫を圧迫する勢いで増え続ける国民医療費38兆円のうち糖尿病関連が1.2兆円。がんに次ぐ勢いです。最近、定着しつつある予防医学の大切さを改めて考えさせられます。

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