エボラウィルス 感染拡大が続けば来年一月までに最悪140万人に

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エボラウィルス上陸 水際作戦

アメリカ国内で初めてエボラウィルス感染が確認され、その後テキサス州ダラスで治療を受けていた男性が8日、入院先のテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院で死亡しました。

この男性と直接、間接的に接触したとされ、経過観察が続いている48人については現在のところ感染を示す症状は現れていません。

エボラウィルス

スペインでエボラウィルスに感染した医療従事者の女性はアフリカ大陸以外でエボラ感染した唯一の患者ですが、9日に容態が急変し、「深刻な生命の危機」にあると同国の当局者が明らかにしました。

各国でエボラウィルスの自国への上陸を水際で防ごうと必死で対策を講じていますが、アメリカ・ボストンにあるノースイースタン大学の研究者らは飛行機の乗客による空路でのエボラウィルスが上陸する各国の可能性の推定を発表しました。

ウィルス上陸の可能性 フランス75%

この推定によれば、エボラウィルスが10月24日までにフランスに上陸する可能性は75%とヨーロッパの国々では一番高く、理由について、エボラウィルス感染の拡大が深刻化しているギニア、シエラレオネ、リベリアにフランス語を話す人が多い事やこれらの国々からフランスへの航空便が多い事を上げています。2番目に高いイギリスは50%ですが、シエラレオネがイギリス連邦加盟国である事やロンドンが国際線の主要なハブ空港であることなどが関係しています。更にスペインとスイスは14%となっています。

これらの数字は「航空交通が100%稼動したら」、の想定上の数字ですが、実際に稼働率が8割減少した場合でもフランス国内への感染率は25%、同イギリスは15%となります。この数字を高いと見るか低いと見るかですが、私は決して低い数字ではないと思います。

空の航空網がネックに

イギリス・レディング大学のイアン・ジョーンズ教授は

「仮に感染国からの運航の80%を停止しても、感染者は残り20%の飛行機に乗って、これをすり抜けてしまうかもしれない。さらに、アムステルダムなどを経由して遠回りのルートを取る人を止めることもできない」

と指摘しています。

そして、実はこれが一番問題なのですが、西アフリカでの感染拡大が減少するどころか急激に拡大しています。8日までのエボラ出血熱での死者が、疑い例を含めて4033人、感染者が8399人とほぼ一ヶ月の間に死者数が倍増しています。

米疾病対策センター(CDC)の試算によるとリベリアとシエラレオネの2ヶ国の感染者数が、最悪の場合、今月末までに21,000人、来年1月下旬までに計140万人に上る可能性を指摘しました。

アフリカ大陸

隔離施設の拡充が絶対条件

感染国リベリアで適切な措置を受けている患者は全体の18%といわれており、国境なき医師団(MSF)のジョアンヌ・リュー会長によると、首都モロンビアにある治療センターでは「毎朝、夜間に亡くなった人の数しか新たに患者を受け入れることが出来ず、患者は家に帰り感染を拡げている」と、隔離施設の拡充を訴えました。

エボラウィルスにはまだ有効な特効薬がないため、隔離施設や医療設備のが整わない感染国では隔離地区を設定するなど、人の往来制限による封じ込めなどの措置に躍起になっていますが、これには「非人道的だ」との批判もあります。

AFP通信によりますと、シエラレオネで19日から3日間、全土を外出禁止にし世帯調査や啓蒙活動を実施したところ約100体の遺体と感染者約200人が新たに見つかった、というショッキングなニュースもあります。

CDCによると患者の7割程度を医療施設に収容するなどの感染症対策を講じれば事態の収束は可能だということです。

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