アメリカ国内で初のエボラウィルス感染者が見つかる

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アメリカでエボラウィルス

アメリカ国内でエボラ出血熱に感染した患者が見つかりました。アフリカ大陸以外の国で感染が見つかったのは、もちろん初めてで、関係者の間では衝撃が走りました。感染が確認された男性は、現在テキサス州ダラスで集中治療室(ICU)に入院しています。

エボラウィルス

当然、プライバシーの観点から氏名や年齢、詳しい病状は明らかにされていませんが、9月20日に西アフリカのリベリアから入国したあと、24日ごろからエボラウィルス感染の兆候が現れ始めたため受診、その後、30日に遺伝子検査の結果、感染が確認され、現在は隔離された環境におかれています。

アメリカ疾病予防センター(通称CDC)は、アメリカ国内外を問わず人々の健康と安全を保護するために設立された機関で、地域の脅威となりうる疾病に対して調査、対策を講じる上で主導的な役割を担います。

感染拡大を押さえ込めるか

CDC所長、トム・フリーデン氏は記者会見で今後の対応や感染拡大の可能性について「エボラ出血熱は、潜伏期間中に感染したり発症後でも空気感染することはない、症状が現れた患者の体液に直接触れる事によってのみ感染するため、同じ飛行機の乗客に感染の可能性はない」又、「患者の家族や知人が感染する恐れはあるが、我々は間違いなくエボラのアメリカ上陸をコントロールしているので、国内に感染が拡がる事はない」などと述べました。

いうまでもなく何かの物事を完全にコントロールするというのは、大変困難なことです。細心の注意を払って事にあたっていても、毛ほどの齟齬が入り込む余地は常にありえますし、自然の流れの中では必ず予測のつかない事態が起きるものです。西アフリカの人々が習慣的に食用にしてきた食用コウモリやサルの燻製からエボラウィルスに感染していること自体、すでに日常生活上での想定外の事故的事象です。

アフリカで6500人以上感染 死者3000人以上

今回のケースのように大陸を軽々超えて感染が拡散した背景には地球規模での交通網の発達や出生地以外の国で生活する人が2億人を超えるような社会において、水際で感染を防ぐ事の難しさを表しているような気がします。何時、どこで、どのような形で事態が飛び火するかわからない、ということを肝に銘じておく必要があります。

厚生労働省は日本国内でエボラ出血熱が流行する可能性はほとんどない、としながらも以下の措置を公表しています。

WHOの最新の統計ではアフリカで6500人以上がエボラウィルスに感染し、そのうち3000人以上の人が命を落としています。さらにギニア、シオラレオネ、リベリアなどで、エボラ出血熱によって親を失った子供たちが、感染への恐怖から親戚に引取りを拒否されるという事態も発生しています。悲しいことですが現実です。

現在のところエボラウィルスに効くワクチンはありませんが、プロトタイプ(製品化前の原型)はあるようです。ボストン大学がエボラウィルスに有効なアルカロイド(植物由来の窒素を含む有機塩基類)を開発した、という情報もありますが、一刻も早いワクチンの開発が待たれます。

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