ノルアドレナリンは脂肪細胞を分解する?

痩身コース

大概のエステティックサロンには痩身コースがあり、全身コースの他に部分痩身のコースを設定し、気になる部分を手や機器を使って揉んだり、叩いたり、つまんだり・・・。

曰く「体表面を刺激することで自律神経が活発化し、ノルアドレナリンが分泌され、その部分の脂肪細胞に作用して中性脂肪を分解する」ということのようです。

確かにノルアドレナリンは脂肪分解を促進するホルモンですが、局所的な刺激に反応してそこだけホルモン分泌が高まることはありません。

身体の自律神経系をコントロールするのは脳にある中枢神経ですから、脳からの指令があって初めてホルモンが分泌されるのです。

脂肪細胞の重要な役割

肥満の元として考えられ、何かと敵視されがちな脂肪細胞ですが、本来は体温を一定に保ったり、内臓を支えるクッションの役割をしたりと健康維持に欠かせない組織です。

もしも、飢餓状態に陥ったときには、脂肪細胞中に蓄えられた中性脂肪が分解・燃焼して足りないエネルギーを補給源にもなります。

そのため、体重の15%~20%の体脂肪は最低限必要なものとして体自身が維持しようとします。事実、脂肪細胞のサイズが縮小することはあっても、全体数は思春期以降変わることはありません。

太っていた人が痩せるのは脂肪細胞の数が減るのではなく、中性脂肪が燃えてサイズが縮むだけです。

脂肪細胞は風船のような伸縮性を持っていて、100倍近くも大きさが変化する細胞なのです。

サイズが気になる

エネルギー保存則とは

物理の世界では有名な法則ですが、”エネルギー保存則”と呼ばれるものがあります。「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」というものです。

これを人間の身体に応用して考えると、体内で分解されたエネルギーは適切に消費(運動!)されて初めて体内から消失するということ。

脂肪細胞を小さくしたいのであればこれを忘れないでください。

「じゃぁ、脂肪吸引は?」と思う人もいるかもしれませんが、米・形成外科学会でも警告していますが、脂肪と一緒に神経や血管まで吸引されたり、炎症を起こすなど重大な副作用をおこす可能性が否定できません。

しかも、再び太らないという保証もありません。

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