愛と共鳴の癒し~ハンズオン・ヒ-リング(手技療法)

ヒーリング(癒し)関連の文献を見ていると、頻繁に「愛」という概念が出てきます。

「愛の波動が癒しを可能にする」、「愛はすべてのヒーリングの基盤である」云々。

ヒーリングという行為の根底にあるのが愛であることは確かですが、同時に”愛”は誤解されやすい概念でもあります。

愛

「アガペー」~普遍的な愛

ここで言う愛とは無償の愛、古代ギリシャの時代から多くの宗教家や哲学者が思索の対象としてきた4種類の愛(ストルゲ・エロス・フィリア・アガペー)の中で、人類同胞全体に向けられる、より普遍的な愛であるアガペーのことを指しています。

因みにストルゲは家族愛、フィリアは友愛、エロスは性愛をそれぞれ意味します。

Loveはキリスト教における最大のテーマです。

”Love”という概念を日本語に翻訳しようとした当時の宣教師や翻訳家たちが『愛』という語を採用しました。

『慈悲』という候補もあったようですが、慈悲が仏教用語であったため敬遠されました。

コリント人への第一の手紙

聖書には、あちこちに愛についての美しい例え話や挿話がちりばめられています。

コリント人への手紙

中でも心打たれるのは、使徒パウロがコリント教会の聖徒へ送った書簡に書かれた愛についての記述です。(コリント人への第一の手紙・第13章)

以下、少し長いのですが、愛の本質をほぼ完ぺきに言い表した文章だと思いますので引用します。

たとえわたしが、人々の言葉や御使(みつかい)たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢(にょうはち)と同じである。

たとえまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。

たとえまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。

愛は寛容であり、愛は情深い。また、妬むことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない。

自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。不義を喜ばないで真理を喜ぶ。
そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。

愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。
なぜなら、わたしたちの知るところは一部分であり、預言するところも一部分にすぎない。
全きものが来る時には、部分的なものはすたれる。

わたしたちが幼な子であった時には、幼な子のように語り、幼な子のように感じ、また、幼な子らしく考えていた。しかし、おとなとなった今は、幼な子らしいことを捨ててしまった。

私達は、今は、鏡に映して見るようにおぼろげに見ている。しかしその時には、顔と顔とを合わせて、見るであろう。私の知るところは、今は一部分にすぎない。しかしその時には、わたしが完全に知られているように、完全に知るであろう。

このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。

外国語の説明に外来語

仏教において愛という字は「渇愛」「愛欲」などと割り合い否定的な意味に使われることが多いのですが、いずれにしても「愛」にしろ「慈悲」にしろ日本人にとって外来語です。

和語で適当な言葉が採用されなかったことを残念におもいます。例えば「真心=まごころ」という和語を当てたらどうだったでしょうか。

外国語の意味を説明するのに外来語を採用しているところに、愛という概念を日本人が今一つ理解しにくい遠因がある気がするのです。

以上、かなり大急ぎで『愛』について触れたのはヒーリング、とりわけハンズオン・ヒ-リング(手技療法)について書くためでした。

愛の意味をある程度補足しておかなければ、本当の意味での癒しを理解するのは困難です。

ハンズオンヒーリング

癒しの本質とは

なぜなら愛は宇宙の普遍的波動であり、癒しの本質でもあるからです。

人は身体を負傷したとき、すぐさま手をその部分に置き、深呼吸します。この行動はまるで神経組織に組み込まれているかの様に世界共通です。

おそらく痛みを感じた時に、自分や人を助ける方法のひとつであることを本能的に知っているのでしょう。

西洋には古くからハンズオン・ヒーリングの伝統がありますが、アメリカでも補完医療としてこの技術が医療の現場で取り入れられています。

例えば、ハンズオン・ヒーリングのひとつである『クォンタムタッチ』は、ある種の呼吸法や手のポジション、身体を意識する瞑想法などを学ぶ事によって誰でも、そして比較的容易にヒーリングプロセスを学ぶ事ができます。

少し素質のある人であれば数日のトレーニングである程度の結果を出すことも不可能ではないでしょう。

しかし、言葉の真の意味でヒーリングが成功するかどうかの鍵は、愛と共鳴にかかっているのです。

内なる知性

仮に薬によって、或いは外科的治療によって身体が快方に向かうきっかけを与えられたとしても、やはり治癒の本質は自らの治癒力にかかっています。切り取られた組織を再生するのも自らの治癒力なら、縫合された傷口を見事に修復するのもやはり治癒力の成せる技なのです。

人間の身体を深く観察する程、その構造が愛、もしくは善意の限りを尽くして設計されているのが実感できます。内なる知性の存在なくして人が命を維持する事は不可能なのです。

そして、ある2つのものが共鳴・同期化しながら異なる周波数で振動すると、低い波動が上昇するか、高い波動が下降するかして両方が中間地点で同調するという現象が生まれます。

呼吸法と瞑想によって高められた非常に高い周波数にある施術者の両手の波動が、クライアントの痛みの部分と共鳴することで好ましい反応が生まれます。

もっと技術的に詳しい内容を知りたいという方には、リチャード・ゴードンの「クォンタム・タッチー奇跡のヒーリング技法(株)ヴォイス」をお勧めします。

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