ホメオパシー療法はなぜ効くのか?”超微量の原理”から考える

”シミリア・シミリブス・クーラントゥル”:類は類によって癒される

ドイツ・マイセンで生まれた、クリスチャン・フリードリヒ・サミュエル・ハーネマンが彼のホメオパシー医学を確立した主要著作である『医術のオルガノン(原題:Organon der Heikunft)初版AD1810』のなかで、ホメオパシーの中核となる概念であるシミリア・シミリブス・クーラントゥル:類は類によって癒される、をはじめて明確に表現しました。

種は種によって

それから数世紀、日本でも改訂版として「医術のオルガノン第6版・ホメオパシー出版」が完成しました。

ホメオパシー療法がその高い人気にもかかわらず、医学会において異端扱いされてしまう1つの要因は、”超微量の原理”にあるといえます。

例えば、高熱で苦しむ患者がいたとします。全身に汗をかいて顔は紅潮し、瞳孔が広がっています。熱っぽい眠りの中で悪夢を見るとき、ホメオパスではこれらの症状の中にセイヨウハシリドコロによる中毒症状と似たような反応を見出すはずです。

どんな疾患もそれ独自のレメディ―

西洋医学では、ただ熱を抑えつけるだけの解熱剤を投与する対症療法がなされるところですが、ホメオパシー療法ではセイヨウハシリドコロの毒をホメオパシー的に処理した溶液を砂糖玉に染み込ませたレメディーという丸い錠剤を与えます。

ホメオパシーの考え方によれば、どんな疾患もそれ独自のレメディ―があります。病名はただの名前に過ぎず、頭痛は同じ頭痛ではありません。

ホメオパシーでは様々な物質を一定の方法によって水で希釈し、また更に希釈を繰り返して作った1000種類以上のレメディ―を使い分けますが、問題はその希釈度です。

数学的にいうところのアボガドロ定数(6.02 × 1023 /mol)以降がこれに当てはまりますが、それでいくと、理論的には溶液中に一つの分子が残っているかどうかというところまで薄めてしまうのです。

調合

観察することの出来ないわずかな振動

ここまで希釈すると、現代科学の考え方ではすでに元の物質は残っておらず、ただの砂糖玉に過ぎませんが、ホメオパシーではこれをポーテンタイゼーションと呼び、たとえ原物質の分子を証明できなくとも非物質的な、観察することの出来ないわずかな振動によって効果を持つ精神的な働きを有する、と主張するのです。

これらが情報として砂糖玉に伝達され、絶えず物質と結合しているという主張です。

事の真偽はさておいても、近年ホメオパシー療法が注目されているのは確かで世界中にホメオパシーが学べる学校は沢山あります。特にイギリスにおいてその人気は高く6つの大学において理学士(BSc)の学位が提供されている他、マルチン・ルター大学のようにホメオパシーに関する公認の講義がある大学もあります。

ハーネマンの在世中、ヨーロッパで蔓延したチフスやアジアもたらされたコレラなどの感染症に著しい効果を上げたことが彼のホメオパシー療法を世界に広めるきっかけにまりました。

クリスチャン・フリードリヒ・サミュエル・ハーネマンはアメリカ人以外でワシントンに記念碑が建てられている唯一の人物です。

ホメオパシー療法とは・・wisestory

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