終末期ケア・ホスピスの原点は聖職者たちの無償の奉仕

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ホスピタリティー=無償の行為

日本では「ホスピタリティー」=「おもてなし」という意味で使われます。

もちろん間違いではありません。語源はラテン語のHospics(客人の保護)。

中世のヨーロッパで旅といえば巡礼の旅がほとんどでした。

巡礼の旅路で飢えたり、渇いたり、病んだりした人々は教会を頼りました。

そして、教会もそれらの人々を見殺しにするようなことはありませんでした。

ホスピス

聖職者たちは、助けが必要な人にそれを与え、温かい食事を与え、献身的に看護しました。

そして、これらの無償の行為は「ホスピタリティー」と呼ばれたのです。

今日の病院をさす「ホスピタル」もここから派生した言葉ですが、歴史的に見るとホスピスもホスピタルもほぼ同義語で、病院のほか老人ホームや孤児院、行き倒れの人を収容した施設などもこう呼ばれました。

残された生命の質の向上

ホスピタリティー

現在、ホスピスというと、回復する可能性のほとんどない人たち(末期癌やAIDSなど)のターミナルケア(終末期ケア)、残された生命や生活の質を向上させることを目指した施設のことを指します。

そこでは、いたずらに延命治療を行わず、病人の精神的な悩みや痛みを除くことを目的としています。

家族との交流を重視し、最後のときを心安らかに迎えることが出来るよう医師や看護師だけでなく、ソーシャルワーカーや宗教家、ボランティアのかたなどの協力で、なるべく時間をかけて患者さんの訴えに耳を傾ける工夫がなされています。

どんなときにホスピスに入院するか

どんな時にホスピスに入院するのが良いのでしょうか。

ホスピスの適応は癌の末期や治療困難な患者です。どんな治療をしても余命3ヶ月、が大体の目安です。

入院費は健康保険が適用され、高度医療制度も受けられるようになっています。もちろん、ターミナルケアも良い事ばかりではありません。色々な問題も抱えています。

緩和ケア病棟の偏在の問題、例えば一番施設が多い高知県のベッド数(100万人に対して78.4)に比して最も少ない埼玉県(5.2)。

ベッド数が不足している地域では、入院待ちの患者が多数存在する問題。

費用が高額になるため、患者本人や家族の金銭面での負担の問題。

死生観を持つ

そして、やはり最終的には自らの「死生観」の問題。

一昔前は50歳を過ぎて、自分なりの死生観と覚悟を持っていないと嗤われたそうです。

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