牛乳は身体に良い?それとも有害?

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繰り返される議論

牛乳は身体に良いのか?それとも有害か?またはどっちでもない?

まるで普遍論争のように賛否両論、繰り返し議論の的になってきました。

乳牛とミルク

AFP通信の最新ニュースが伝えるところによると、イギリスの医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)から発表された調査では、牛乳を1日3杯以上飲む人は、飲まない人に比べて寿命が短く、女性では骨折が増えることが報告されました。

スウェーデンの研究チームの発表です。

過去にも、胃腸科の医師でミリオンセラー「病気にならない生き方」の著者である新谷弘美医師が、牛乳の有害性を説いて消費の減少につながり、社団法人日本酪農乳業協会が氏に公開質問状を送りつけるという騒ぎがありました。

立ち位置で変わるその意義

今回のニュースも、農林議員や先の団体などは猛反発しています。

日本の農水副大臣も「生産者に迷惑がかかる」などと発言していますが、仮にスウェーデンの研究チームの発表が正しかったとしたら、そのときは消費者に迷惑がかかることにならないでしょうか?

結局のところ、論者の立ち位置によってどのようなロジックも成り立つし、ニュアンスも変わってきます。

人は信じたいものを信じます。そして1度信じ込んだら最後、中々そこから抜け出せなくなります。

敗戦国日本はGHQの横槍で学校給食における牛乳とパン食をいわば押し付けられました。

現在では、「牛乳は貴重な栄養源だ」と心から信じて疑わない人たちや、「牛乳は健康に有害である」と主張する人たち、「学校給食から牛乳やパンを排除して米食を導入したい」という人たちの個人的事情や利益団体の背景、利害関係が虚しくぶつかり合っています。

身体自身が教えてくれること~乳糖不耐

牛乳を身体が処理するのに、かなりのエネルギーを消費しているのは事実です。

そして、牛乳飲用の習慣は消化器症状を引き起こしやすいのです。

これは乳糖不耐に由来します。乳糖とは牛乳に含まれる糖質(炭水化物)の事です。

乳糖を分解する酵素であるラクターゼがもっとも活性化するのは、出生直後の乳児の腸管のなかで、それ以降は徐々に減少していき、世界中の4歳以上の人々の大多数が実は乳糖不耐なのです。

日本人の健康な成人のおよそ85%が乳糖不耐だとするデータもあります。

この事実があの腹部の膨満感やゲップ、時には水様性下痢、痙攣などにつながる訳です。

ミルククラウン

哺乳動物によって乳汁の組成はかなり違います。牛、ヤギ、象、ラクダ、アザラシ、そして人によって糖質、たんぱく質、脂質、ミネラルの含有量に大きな差があります。

それぞれの種の乳児に最適の栄養を与えるためです。

離乳期を過ぎても乳を飲み続けるのは人間とペットの犬、猫くらいなものです。

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