もしも家族が認知症になったら・・。知っておきたい非薬物治療

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ますます進行する高齢化社会

日本ではこれからますます少子高齢化が進んでいきます。危惧されるのは高齢者の介護問題、とりわけ認知症高齢者の増加に伴う介護問題でしょう。

「もし、家族が認知症になったら・・。」

木陰で休む老人

認知症ケアのポイント

認知症のケアで重要なポイントは認知機能が低下していく速度をいかに遅らせるか、症状を軽減させるにはどうすればよいかということです。

そしてその方法は認知症患者自身が毎日の暮らしの中で出来る非薬物療法が望ましく、介護する家族が認知症とどのように向き合い、接していけばいいのかの指針と共にご紹介していきます。

認知症になったとき、多くの場合在宅で家族とともに暮らしながら病院や、認知症デイケア施設などに通って治療やケアを受ける事になります。

従来、病院では病気によってアンバランスになっている脳内物質を調整し、神経細胞を活性化させる薬が使用されてきました。

しかし、薬の効果は限定的なうえ個人差があり、薬物療法だけでは限界があります。

非薬物療法の利点

非薬物療法は家庭生活のなかで活用できるものが多く、心身に程よい刺激を与えることで残された認知機能を活性化させたり、手足などの運動機能を維持・回復させる事を目的とした薬に頼らない様々な治療法の総称です。

これらの治療法を通じ、人と交流し楽しい時間を過ごす中で「まだ、自分にもできることがある」といった実感を持つ事で自信や心理面への良い影響が期待できます。

老夫婦

回想法

アメリカで始まった心理療法で、患者さんに昔の思い出を語ってもらう事で脳を活性化させるリハビリです。

「子供のころ、どんな事して遊んだの?」「若いころにはどんな事が流行ってたの?」という患者さんに教えてほしい、といった質問形式で話を進めていきます。

もし、患者さんが思い出せないようであれば話題を変えて、すらすらと思い出せる話題が出てきたら更に質問を織り交ぜながら話を進めていきます。

楽しく話をする中で脳と感情に自然な形で刺激を与える事が出来、いつでも何処でも出来る非薬物療法です。

リアリティー・オリエンテーション

自分と相手との関係、日時や場所などがわからなくなる「見当識障害」を改善するリハビリです。

周囲の人が意図的に会話の中に現実認識をを高める話、「今日は何日?」「この花はいつの季節に咲くの?」「この野菜が旬だから今の季節は?」なだとさり気なく日時や場所季節などの情報を入れた会話をすることで患者さんが認知機能を使うように促し、その維持、向上を目指します。

創作活動

料理やフラワーアレンジメントなど、様々な趣味の中から患者さんの残された機能を発揮できる活動を探し、実践します。物を作る喜びを味わう事は生きがいにつながり暮らしに彩りがうまれます。

学習療法

簡単な足し算、引き算などの計算や読み書きをすることで、脳を活性化させ意欲や気力を向上させます。

なるべく患者さんが得意とし、満点を取れるような簡単な問題を出すほうが脳は活性化します。

家族でおしゃべりしながら楽しくゲーム感覚でできるように工夫しましょう。

アニマルセラピー

重度の認知症や意欲の低下がみられる人でも自分よりか弱く、小さな動物と触れ合う事で「何かしてあげたい!」という愛情や意欲が呼び起こされます。

それまで無表情であったのに表情が豊かになり自信を取り戻すのに役立ちます。

介助をする人は認知症という病気について正確に把握する事が大切です。もちろん認知症の人の気持ちを理解する事も。

これらの非薬物療法は認知症デイケア施設や高齢者福祉施設などで専門家の指導、管理の下でも行われていますが、ほとんどは家族で簡単にできるものばかりです。

あまり難しく考えず、無理なく暮らしに取り入れてみてください。

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