余命宣告の意味

余命宣告

余命宣告

進行性の癌や再発癌などの末期癌になると、治癒のための積極的な治療は行わずに延命治療になることがあります。

むろん延命治療とは癌を治す治療ではありません。

そのような場合、患者さんや家族に対して医師から「余命宣告」がなされる事がありますが、余命=残りの寿命というわけではないことを覚えておいて下さい。

当然のことですが、実際にその患者さんが何時亡くなるのかは、誰にも分からないのです。

余命1年といわれた人が、5年以上生きることもざらにありますし、逆に1ヶ月で亡くなることもあります。

むしろ、余命宣告どおりに亡くなるケースのほうが稀なくらいです。

余命宣告の根拠

では、医師はどういう根拠で余命の期間を患者に伝えているのでしょうか。

各臓器、進行度ごとに統計的なデータがあって、このデータや患者の状態を踏まえて、医師は余命宣告を行います。

その場合、多くは5年生存率の統計データが利用される事になります。

統計的には50%の確立

その時に重要な基準になるのが、”生存期間中央値”です。

これは、その集団の全患者が死亡するまでの期間の平均値ではなく、集団の半分の患者が亡くなるまでの期間のことです。

つまり、たとえ余命3年と言われても、それは統計的に50%の確率でしかないということです。

さらに医療訴訟を起こされないための医師の保身、という側面も否定できません。

告知しないことで何か問題が発生した場合、訴訟に発展する可能性があるからです。

結果、余命を実際より短めに伝えるというような事も起こりえます。

それで仮に、宣告より余命が延びて患者本人や家族に感謝されることはあっても、恨まれる事はないのですから。

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