自然治癒力の不思議

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治癒は生命に固有の力

治癒は生命に固有の力です。生命を維持する源、といってもいいかもしれません。

生命・治癒

古代ギリシャの医聖ヒポクラテスはこういいました。

「人間は生まれながらにして自らの内に100人の名医を持っている」

彼が言う100人の名医とは身体が持つ自然治癒力のことを指すのではないでしょうか?

自然治癒についての研究はまだあまり進んでおらず、その構成要素やメカニズムも詳しく分かっていません。

複雑な身体の機能の中でも、身体が身体自身を治す能力は最高に複雑な機能なのです。

治療は外から 自然治癒は内から

私たちは、種としての長い歴史の大部分を近代医学も医師もなしにやってきました。

このこと自体、自己修復のメカニズムの存在を証明しています。様々な病気、怪我、感染症に対抗するには、自らの治癒力に頼るしかありませんでした。

治療は外から施されるもので、治癒は身体の内からおこります。ヒーリングともいいますね。一方、治療はトリートメントといいます。

もしかしたら、あなたの知り合いに、がんの自然退縮を経験された人がいるかもしれません。そこまで劇的な例ではなくとも、私たちはごく一般的に自然治癒を経験しています。

創傷治癒のプロセス

よく知られ、研究されているのが創傷治癒のプロセスです。

お料理をしていて誤って包丁で指を切ってしまったとき、まず最初に感じるのは痛みと出血です。

痛みは、怪我をした事を脳に知らせる末梢神経の働きを痛みとして感じています。

すぐさま傷口に血小板が集まって止血、凝血した血餅が固くなって傷口を保護するかさぶたが出来ます。

注意深く観察すると、切ってから24時間以内に傷口の周りに炎症が起きるのがわかります。

とても軽度ですが発赤、軟化、腫脹、発熱といった変化を伴っています。

様々な種類の白血球が傷口に集まり、細菌の侵入をを防ぎ、死んだ細胞や瀕死の細胞を清掃する、免疫反応です。

最初に駆けつけるのは、身体の防衛力の歩兵ともいわれる(好中球)です。直ぐその後に来る(マクロファージ「大食漢」)は細胞の残骸を大量に包み込み消化します。

増殖そして抑制

この免疫反応を合図に細胞の増殖が始まります。傷口で途絶えた血管が新再生され、新しい皮膚が成長して厚くなり、指は元のようにきれいになります。

修復の過程では成長因子による細胞の増殖が必要ですが、限りなく細胞が増殖するのは危険な事です。

細胞の以上成長を招き、おそらくは変異してがんになる危険があります。修復が終わると今度は逆に細胞の増殖を抑える働きをしてバランスを取ります。

このように治癒系は外傷や病気の対処に加え、常日頃の健康を維持する働きもしているのです。

この働きのすべてを自ら判断して、ほぼ完璧に処理し、齟齬なく維持します。驚異的なことです。

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