病気の症状への不安を解消するために

体調が悪いと精神的に追い詰められる

病気に罹ってしまった時、何がつらいかといえば痛みや熱などの不快な症状を抱えること、そして何時までその不快な状態が続くのか、という不安ではないでしょうか。

風邪等の一過性のものであれば「寝ていればそのうち治るさ」と思えます。

しかし、慢性病で常に倦怠感を抱えた状態では不安に駆られ、自分の身体が壊れていくような気がして「今よりどんどん悪くなってしまうのでは?」「このまま治らないのではないか?」などと悲観的な想いに囚われてしまいがちです。

体調が悪いと精神的にも追い詰められて、治る希望を失ってしまうのです。

このような心理状態は、心身に負荷がかかりストレスを生みます。

ストレスは自律神経の乱れにつながり、ひいては交感神経の緊張や白血球のバランスも崩れて、ますます負のスパイラルに陥ってしまうのです。

不安に花束を

腫れ・痛みは治癒反応

ここで少し考え方を変えてみましょう。

熱や痛み、腫れなどは決して悪者ではない、ということです。

これらの症状は身体が病気を克服しようとする時に生じる治癒反応であり、「病気を治そうとしていますよ」という体からのメッセージなのです。

病気の7割はストレスによる交感神経の緊張で発症します。

交感神経が緊張すると「血流障害」と「顆粒球増多」が起こる影響で、体内のあちこちに組織破壊が起こります。

これは、治癒のプロセスと真逆の経過を辿るということです。

健康を維持する工夫や予防は、なにより生き方を間違わないようにする事です。

無理をすれば体を壊すし、楽をしすぎても能力低下でやはり身体に支障をきたします。

治癒系を活性化するために

治癒系を活性化するためには、副交感神経を優位にする必要があります。

つまり、血管を開いて血液を組織に送って修復を図るのです。

痛みや熱などの不快な症状の元になっているのは「プロスタグランジン(prostaglandin, PG)」という組織ホルモンです。

プロスタグランジンとは不飽和脂肪酸の総称ですが人間の様々な組織や器官に認められ、発熱させる、血管を拡張する、痛みを起こすという3つの働きがあります。

副交感神経が優位になると、プロスタグランジンが分泌され血流が促進されると共に患部の腫れや痛み、発熱などの辛い症状も一緒に現れるという訳です。

宮殿

現代医学が極端に炎症を嫌う訳

現代医学は極端に炎症を嫌いますが、それも理解できる面はあります。

例えば、やけどの範囲が広過ぎて炎症自体が身を滅ぼすこともあるからです。

本来、身体を治そうとする反応である炎症が全身の発熱、発赤を生んで死に至ることもありますし、感染症でも炎症を起こす力のほうが大きくて、そのまま生命を落としてしまうこともあるからです。

さらに、ペスト、コレラ、赤痢など色々な感染症で痛い目にも遭っているので炎症には独特の恐怖があるのです。

しかし、大やけどをしても、大怪我をしても、「腫れる」という現象がないと治癒にたどり着けません。

リウマチやSLE(全身性エリテマトーデス)や潰瘍性大腸炎などの病気による炎症も組織を修復するためのステップとしておこります。

炎症をただ悪いものとして捉えると、消炎鎮痛剤、ステロイド、免疫抑制剤、抗TNFα抗体など1つで効かなければ2つ目、2つ目で効かなければ3つ目という事になり、結果治るものが治らず難病化していきます。

腫れや痛みの先にあるもの

同じように、痛みがつらいからといってあまり頻繁に痛み止めを使うと血流が悪くなり組織の修復が進まなくなります。

痛みは「もっと血流を流して欲しい」という身体の反応なのです。

腫れや痛みは治癒反応であり、不快な症状の先には病気の治癒が待っていると思えば、少しは気持ちにゆとりが持てる様になります。

気持ちが穏やかになれば身体も自然と楽になっていくものです。

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