ハーブの原典「マテリアメディカ」 今、役立つハーブを紹介

ハーブの原典 「マテリアメディカ」

ヨーロッパで最古の本草書の1つ「マテリアメディカ(A.D.65年)」。

”薬草学の父”といわれる古代ギリシャの医師で植物学者でもあるペダニウス・ディオスコリデスによって著されました。

ハーブの原典

およそ2000年もの間、植物に関する貴重な情報源であり、600種に及ぶハーブの効能を伝えています。

その後、ドイツ薬草学の祖といわれた神秘家で女子修道院長、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098~1179)や17世紀のイギリスの植物学者ウィリアム・ターナーなどが更に詳しい書物を執筆しました。

1653年にイギリスのニコラス・カルペッパーが発表した394種のハーブを収載した”Complete Herbal”は、360年後の今でも出版されており、おそらく歴史上最も人気の高い本草書です。

東洋最古 「神農本草書

中国にも東洋最古の本草書「神農本草書」があります。

4000年以上前に古代中国の伝説の神「神農」によって著されたといわれています。

16世紀に李 時珍によって書かれた「本草綱目」は、本草書の最高峰といわれる名著で、日本を含む周辺諸国はもちろんヨーロッパにまで伝えられ、翻訳されました。

現在出版されているハーブ関連の本で、これらの書籍の影響を受けていないものはないでしょう。

ハーブとは、広い意味では人間の健康維持や病気の予防などにおいて有益な作用を持つ植物全般に対しての呼び名であり、その意味において野菜もハーブといって差し支えなく、むしろ両者に明確な線引きをするのは難しいでしょう。

薬剤の多くは植物(ハーブ)由来

現代の多くの薬剤がハーブ由来である事は周知のことですが、本来、植物から有効成分を単離すると自然の植物がもつ調節作用(おそらく副作用に対して)や強壮作用は失われます。

ハーブは、そのもの全ての成分を摂る方が良いことを覚えておいて下さい。

以下に日常に役立つ、健康におすすめのハーブをいくつか記しておきます。

カイエン(唐辛子)

カイエン・唐辛子

アメリカのハーバリストでアメリカン・ボタニカル・ファーマシー(American Botanical Pharmacy)の設立者であるDr リチャード・シュルツは、自らの心臓病を治癒する過程で様々な薬草の効能を発見しました。

そんなDrシュルツが「もし、あなたの人生でハーブをひとつだけ習得するとしたらカイエンペッパー(唐辛子)にしなさい」と言ったのは有名な話です。

血流を良くし、酸素、栄養素を全身に送ります。ハーバリストはこのハーブによってたくさんの心臓発作患者の命を救ってきました。

※胃腸の弱い人は使用量を控えめにしてください。

ジンジャー(生姜)

ジンジャー・生姜

アーユルベーダでもジンジャーは、幅広い病気を治す「万能薬」と考えられています。根茎は血行を促進して身体を温め心身の健全な感覚を増長させます。

また、消化のすべての過程を助け、関節の炎症を軽減するのに役立ちます。

ガーリック(にんにく)

ガーリック・ニンニク

ガーリックには優れた抗菌作用があります。

別名は天然のボディーガード。薬用としての起源は古く紀元前1500年のエジプトですでにスタミナ強化に使われていました。

第一次世界大戦中イギリス軍の医師は傷の上に直接ガーリックの汁を絞り、感染症を抑えました。

また、日本とロシアの研究によりガーリックは体内の鉛、水銀、カドミウムなどを排出する働きがあることが分かっています。

ルイボス

ルイボスティー

ノンカフェインのルイボスティーが有名。

研究によりルイボスティーは体内でDNAの損傷(初期の癌)を抑え、強い解毒作用のある2種類の酵素を作る働きを促すことが示されました。

アレルギーやウィルス感染を防ぐ抗体を保護する効果もあるようです。

南アフリカのサン族やコイ族は消化管の不調や皮膚の炎症を改善するためにも使っています。

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