リスクを冒さないというリスク  「規則正しく」が健康的とは限らない訳

健康的な生活

規則正しい生活

健康の基本は規則正しい生活です。このことに異論をはさむ人は少ないはずです。

でも、本当にそれだけでいいのでしょうか?

日々、適度に運動し、身体に良い物だけを食べ、規則正しく暮らしているだけで健康は保てるのでしょうか?

言い方を変えれば、そのような暮らしは”刺激の少ない単調な暮らし“とも言えます。

人間の身体は考えられる限りの物のなかで最高に優秀に造られています。そのおかげで人間は過酷な自然環境や新しい状況に適応することが出来、生き延びてきました。

刺激のない単調な暮らしは、身体の優れた能力の1つである適応力を奪ってしまうことにならないでしょうか。

身体は必要のないものに無駄なエネルギーを投資することは絶対にありません。いつも同じ環境にいて同じものを食べる単調な生活を続けていたら身体は突発的な変化に適応する準備をしなくなります。

決まりきった生活パターンに慣れてしまうと身体の機能が怠けてしまうのです。

甘いもの

身体の適応能力を高める

酸性食品である白砂糖が身体に悪いことはみんな知っています。血液を汚しますし、瞬時に血糖値が上がって内臓(特に腸やすい臓)に大きなダメージを与え、それが長引くと身体の基本構造が崩れていきます。

こんな健康を害するものはきっぱりと断つべきでしょうか?

一年間。砂糖や砂糖を含んだ食品をまったく摂らなかったとしましょう。きわめて合理的な仕組みである人体は、「砂糖を食べない身体に、それを分解するための酵素は必要ない!」と判断します。

砂糖を分解するために必要な物質を作らなくなるのです。

その結果、たまたま砂糖が含まれている食品(身の回りに溢れています!)を口にすると消化不良を起こすことになります。

これは何も食品に限った話ではなく、身体に備わるあらゆる生理学的機能についても同じことが言えます。

リスクを冒さないというリスク

エアコンで快適に空調を調整した部屋で筋肉や靭帯に適度な負荷をかけることなく(つまり運動!)過ごしていれば、いくら身体にとって快適でも不健康ですし、ちょっとした病気でもすぐに病院に駆け込み、薬や抗生物質を多用すれば、身体の免疫システムは低下していきます。

抗生物質が免疫システムの代わりに細菌と闘ってくれるわけですから、身体は免疫系という大きなエネルギー消費を必要とするシステムへの供給を減らしてしまいます。

つまり、日ごろから身体に刺激を与え、新しい環境や状況に素早く反応し、適応する能力を持つ事が本当の意味での健康ではないでしょうか。

安心・安全を最優先するあまり身体への負荷を極端に嫌い、リスクを避け、健康に気を使いすぎることはかえって身体が持つ適応能力を弱めてしまうということです。

もちろん、不規則な暮らしが身体にとって良いわけはありません。すべてはバランスです。

バランス

自分自身で判断すること

アルコール中毒を嫌悪するあまり、身の回りから一切のアルコールを排除しようとすれば、人付き合いにも支障がでますし、周りに対しても攻撃的な言動が増える事でしょう。

どちらか一方の極端に傾く事は、もう一方の極端に傾くのと同程度の弊害を生む事が多いのです。

どの程度の不規則又は負荷が許容されるのかはその人の体質や状態によって様々ですから、一概には言えません。

というよりも、自分自身でどの程度の刺激がちょうど良いかを判断しなければなりません。

こればかりは、お医者さんに聞く問題でもなければ誰かに教えてもらう問題でもなく自分で答えを見つけるしかありません。

誰にでも当てはまる健康の法則はないものです。

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