ビタミンCの効用で癌を治療 「高濃度ビタミンC点滴療法」

ビタミンCは人の体内では作られない

犬、猫、マウスなどはブドウ糖を原料にして体内(肝臓や腸)でビタミンCを作る能力があります。

残念なことに人間にはこの能力はありません。

私たちが健康を維持し、欠乏症を防ぐには食事から補う必要があるのです。

ビタミンは酵素と1つになって生体活動を助ける働きをする栄養素です。つまり、身体の各所でかなりの量を必要とします。

ビタミンCが一杯

最もビタミンCを必要とする器官

そのため体内に取り込まれると各器官で「取り合い」が起きます。

中でもビタミンCを大量に必要とするところが3つあります。

「副腎」、「免疫細胞」、「眼」です。この3つの場所には優先的にビタミンCが供給されます。

(副腎)

副腎はコレステロールを原料にして様々なステロイドホルモンを作っています。ストレスに対抗するためのホルモンである、コルチゾールや男性ホルモン、女性ホルモンなどが代表的なステロイドホルモンです。

この多種多様なステロイドホルモンを作る過程で副腎は多くのビタミンCを必要とするのです。

(眼)

そして、眼は体の中で唯一、外からの光に対して皮膚のガードがなく、むき出しになっている器官です。紫外線に直撃されるため、その害を防ぐためにビタミンCを必要とします。

ビタミンCを充分に摂取すると白内障のリスクを軽減することができます。

(免疫細胞)

免疫細胞は、体外から侵入してきたウィルスや細菌、体内でから身体を守り、病気を防いでくれる細胞です。

免疫細胞が外敵と戦う際に、大量の活性酸素が発生します。それゆえに、自分の身を守るためにビタミンCを必要とします。言ってみれば防弾チョッキのような役割です。

ビタミンCが癌に効く「高濃度ビタミンC点滴療法」とは

単独でノーベル賞を2度受賞したアメリカの生化学者、ライナス・ポーリングは超高用量のビタミンCが癌の患者の治療に有用なことを発見しました。

その後、2005年にアメリカ国立衛生研究所(National Institute of Hearth: NIH)が発表した、ビタミンCが癌細胞に効くメカニズムに関する論文が再び注目され、米国の大学病院などで臨床試験が行われるようになりました。

ただし、ビタミンCの血中濃度を抗癌剤として有効なレベルにまで上げるのは経口摂取では難しいため、現在では「高濃度ビタミンC点滴療法」という静脈注射でビタミンCを直接血液に注入する方法がとられています。

比較的安全で「副作用の少ない新しい癌の治療法」として注目されています。

化学療法や放射線療法などと併用で行われますが、週に1回の施療で、早い人だと2~3回で効果が表れます。

MR21 点滴療法研究会

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