ボルバキア細菌はデング熱抑制の救世主となるか!?

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世界的に流行するデング熱

デング熱関連で新たな動きです。代々木公園から始まって全国的な広がりを見せたデング熱。

9月25日時点で感染者は140人あまりに上りました。ヒトスジシマ蚊は10月中は活動するため、まだ油断はできません。
中国の広東省でも現在までに6,000人規模の感染が確認され過去10年間で最大の流行となっています。

毎年世界中で50万人の人がデング熱に感染し、40,000人の人がデング出血熱で命を落としています。

デング熱とデング出血熱の違い」、でも書きましたがデング熱は複数回感染することで、デング出血熱という、より重症化する形で現れるリスクが大きくなります。

デング出血熱の脅威

デング出血熱の症状は循環障害による肝臓の腫れ、出血時に血を止める働きの血小板の数が著しく減少し、そのために起こる全身の出血傾向(鼻血、吐血、血尿、下血)、血圧の低下で意識混濁などのショック症状に陥ります。致死率もデング熱の比ではありません。

そんな中、ブラジルで画期的な予防法が発表されました。ブラジルも毎年多くの人がデング熱によって苦しんでいる国の一つです。

発表したのはブラジルのリオデジャネイロの研究所で、デングウィルスを媒介しない蚊を自然界に増やし、人間への感染拡大を防げる、ということです。

ボルバキア細菌は救世主となりえるか

具体的には「ボルバキア」という細菌を使います。このボルバキアは既に自然界には蔓延している菌で、すべての昆虫の60%が感染しているとも言われています。

共生細菌といって単体では生きられず、宿主の細胞に寄生するため宿主を殺すような事はせず、文字通り共生します。

蚊の幼虫

蚊の幼虫

そして、ボルバキア細菌に感染した蚊は体内でのデングウィルスの増殖が抑えられ、人間への感染源にもならないというのです。

この蚊を大量に飼育し自然界に放ち、天然の蚊の集団に掛け合わせると、デングウィルスに免疫を持つ蚊しか生まれないため、将来的にデング熱感染を抑制できる可能性があるということです。

今後3~4ヶ月かけて1万匹を放ち、細菌を持ったか蚊が自然増殖するのを待ちます。日本でも来年以降の流行が懸念される今、実験の成果を大いに期待します。

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